名護市の腐った政治を告発!辺野古埋め立て利権の構造を暴く
腐敗する日本の政治
「今だけ、金だけ、お友達だけ」―これは現在の政治状況を端的に表した言葉です。
・総理のお友達が経営する学校法人に様々な便宜がはかられたとされる「モリカケ」問題
・総理の地元支援者800人を公費接待した「桜を見る会」問題
・コロナ補助金、給付金事業を巡る巨額の中抜き
・公文書改ざん、統計改ざん、公的書類の隠ぺい
こういった例を挙げるまでもなく、今の政治がとことん腐っていることに皆さんもお気付きなのではないでしょうか。
頭が腐れば全体が腐る―沖縄の政治腐敗
さて、「頭が腐れば全体が腐る」とはよく言ったものです。ここ沖縄でも「今だけ、金だけ、お友達だけ」が政治をむしばんでいます。
辺野古埋め立て事業。
県民投票で7割以上が反対した民意をないがしろにし、名護市民が代々守り抜いてきた宝の海を埋め立て米軍基地を作ろうという、何重にも許しがたい暴挙です。
しかも、軟弱地盤の存在がネックとなり完成する見通しが立たず、工費は当初計画の10倍、工期は2倍以上に膨れ上がっています。
このままでは、永遠に完成しない埋め立て工事に、永遠に税金がつぎ込まれることになりかねません。
この誰が見てもおかしい埋め立て事業の原動力となっているのが「今だけ、金だけ、お友達だけ」の沖縄版、「辺野古埋め立て利権」です。
こちらの相関図は、辺野古埋め立て利権の全体像をわかりやすく一枚の画像にまとめたものです。
この図の通り、国政与党である自民党政治家を中心に、辺野古埋め立て事業を通じ様々な形で経済的利益が供与されています。これは、公共事業を食い物にした利権のバラマキそのものです。
そしてこの無茶苦茶な埋め立て事業を、態度をあいまいにしながら実質的に推し進めているのが現名護市長・渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏。
4年前の名護市長選挙。「辺野古の『へ』の字も言わない」と徹底して争点外しをし、公開討論に応じず、説明責任を果たさないままに市長の座を手に入れたとぐち氏。
市長になってからはひたすら「推移を見守る」と繰り返しながら埋め立て工事が進む様子をただただ眺めていました。
いや、「眺めていた」だけなら単なる無能な市長というだけなのですが、事実は想像を超えるドス黒さでした。
相関図に示した通り、縁故企業が埋め立て工事を受注していたり、受注企業から献金を貰っていたり…。ダンマリの一方で、裏では巨額の金(元はといえば我々の税金!)がしっかり動いていました。
繰り返しますが、この利権相関図は全て公文書等の記載に基づいた事実です。
下記に、根拠となる公文書を示しました。
辺野古埋め立て利権の構造、そのとてつもなく深い泥沼をぜひご覧あれ!
①自民党国会議員の実家が「辺野古埋め立て」を受注!
衆議院沖縄1区。毎度毎度の落選からの比例復活はもはや風物詩。
傷害事件で書類送検されたりダブル不倫が報じられたりと、何かとお騒がせの「國場のプリンス」こと國場幸之助・衆議院議員(自民党所属)。
さて、ここで辺野古埋め立て利権の登場です。
國場幸之助議員の実家、國場組。
沖縄では知らない人がいない最大手ゼネコンの一角です。
その國場組が辺野古埋め立て工事をしっかり受注しているのを知った日にはもう、「結局利権かよ!」と叫びたくなりますね。
②元・維新国会議員の実家が「辺野古埋め立て」を受注!
國場のプリンスと同じく衆議院沖縄1区で落選→比例復活を繰り返してきた元・日本維新の会の政治家です。
中国カジノ企業から献金を受け取ったことが問題視され、維新の会を除名処分に。
2021年衆議院選挙では無所属で立候補するも落選、現在浪人生活を送っています。
そんな下地氏ですが、ここにも辺野古埋め立て利権がありました!
下地氏の実家は、國場組に次ぐ沖縄県内第二のゼネコン、大米建設。
その大米建設も、辺野古埋め立て工事をしっかりと受注していました。
これまた、「結局利権かよ!」と叫びたくなりますね。
③自民党国会議員が「辺野古埋め立て」業者から献金を受領!
④自民党名護市長が「辺野古埋め立て」業者から献金を受領!
さあ出ました!お待ちかねの渡具知武豊(とぐち・たけとよ)名護市長です。自民党です。
この方も辺野古埋め立て利権の一員です。
まずは辺野古埋め立て工事を発注している沖縄防衛局のホームページから、辺野古第3工区の入落札結果を見てみましょう。
屋部土建ほか3社が64億2千万円で共同受注しています。
ありました…!屋部土建から自民党名護支部に対し、複数回にわたって献金が行われいるのがお分かりでしょうか。
そして次。ここからが肝です。
支出欄をご覧下さい。
自民党名護支部からとぐち氏の政治団体や後援会へ、これまた複数回にわたって寄付が行われたことが記載されています。
つまり、名護地盤の辺野古埋め立て受注業者、屋部土建から自民党名護支部を経由して、とぐち氏の関連団体へ大きな資金が移転したということです。お分かり頂けるでしょうか。
選挙期間中はあれほど「辺野古の『へ』の字も言わない」と徹底的に争点外しをしておきながら、しっっっっかりと辺野古埋め立て利権に食い込んでいる―それがとぐち武豊市長の正体なのです。
何と言いますか、ほんとやり方がズルいですよね。
⑤自民党名護市長の縁故企業が「辺野古埋め立て」を受注!
さて、これが最後の項目になります。
こちらは沖縄防衛局のホームページより、辺野古埋め立て第4工区の入落札結果の資料です。
第4工区は「丸政工務店」という中堅土建会社が単独で落札しました。
ここまでなら何の不審な点もないのですが、やはり辺野古埋め立て事業、利権と関係がないわけがありませんでした。
丸政工務店。この金武町地盤の土建会社は何と、とぐち武豊市長の親族が役員を務める、バリバリのインサイダーだったのです。
詳細は下記参考記事をご覧になって頂くとして、もう本当に食あたりを起こしそうな利権のフルコースです。
「利権と関係していない場所が存在しない」といっても過言ではないほどの清々しいまでの癒着っぷり。これが辺野古埋め立て事業の本質なのではないでしょうか。
参考記事:
「市長の後援会『とぐち武豊後援会』の会計責任者が市長の姉で、その旦那(市長の義兄)が建設会社『丸政工務店』の執行役員です。このことは12月9日の市議会で質問、市長は認めました。しかも『丸政工務店』は4年ほど前に自民党北部支部に献金もしていた」